どうも、なおです。
今回は2022年7月28日に海外で発表されたASUSのフラッグシップスマホZenfone 9を紹介します。
日本国内の発表は未定ですが年内には発表されるのではないかと噂されています。
特徴まとめ
本製品の特徴をまとめると…
- Snapdragon 8+ Gen 1搭載
- 8K撮影可能
- 6軸ジンバルスタビライザー内蔵
- 多機能ボタン搭載
- 120Hzディスプレイ
基本スペック
SoC | Snapdragon 8+ Gen 1 |
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | 128GB / 256GB |
バッテリー容量 | 4,300mAh |
画面サイズ | 5.9インチ |
重量 | 165g |
おサイフケータイ | 海外版:非対応 / 日本国内版:未定 |
5G | 対応 |
デュアルsim | nanoSIM × nanoSIM |
価格 | 799ユーロ(109,807円)~ |
処理性能からしても化け物です。
SoCは現状最強のSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しており、前回レビューしたPOCO F4 GTに搭載されているSnapdragon 8 Gen 1よりも、さらに上位のSoCですね。
とは言え理論値が少し上なだけで実際体感できるほどの差はないと思います。
バッテリー容量は4,300mAhなのでゲームなど高負荷な処理をする場合は1日も保たないと思います。その代わりに重量はわずか165gです。最強のSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しているのに、5.9インチというコンパクトサイズで重量もたったの165gしかないのはまさに理想ですね。
カメラ性能がエグい!!!!

本製品の最大の特徴はカメラ性能です。
背面:5000万画素 広角カメラ / 1200万画素 超広角カメラ
前面:1200万画素カメラ
背面は大きなカメラが2つも搭載されているうえ、スマホ本体が小さいので昔の二眼レフカメラのような見た目ですね。
しかしカメラが大きい分、性能は化け物級です。
5000万画素の広角カメラはイメージセンサーにはSonyのIMX766が搭載されているので、実際に写真を撮らなくても優秀なカメラだと言えるでしょう。センサーサイズは1/1.56インチで、F値は1.9です。
1200万画素の超広角カメラはIMX363というミドルスペックくらいのイメージセンサーを搭載していますが、一般的なスマホの超広角カメラに比べると画素数も高くイメージセンサーも優秀な方だと思います。センサーサイズは1/2.55インチで、F値は2.2です。
1200万画素の前面カメラはパンチホール型を採用しており、iPhoneのように横画面の操作時も邪魔になりませんし、デザインもスマートに見えます。センサーサイズは1/2.93で、F値は2.45です。
最大8K撮影可能!?

タイトルの通り本製品は8Kの動画撮影が可能です。
しかし8Kの場合はフレームレートが最大24fpsです。Vlogの撮影やショート動画の撮影などには適していますが、動き回るような撮影には不向きですね。
4Kであれば最大60fpsでの撮影が可能です。
また8K撮影でも手ぶれ補正を使うことができます。一般的なスマホは4Kすら手ぶれ補正が使えないことがほとんどですが、本製品は8K・4Kともに手ぶれ補正を使うことができます。
ASUSの手ぶれ補正技術は並程度ですが、有効にするとしないのでは大違いです。
【背面】
- 8K UHD:24fps + 手ぶれ補正
- 4K UHD:30fps / 60fps + 手ぶれ補正
- 1080p FHD:30fps / 60fps
- 720p HD:30fps / 60fps
- スローモーション(4K UHD:120fps / 1080p FHD:240fps / 720p HD:480fps)
【前面】
- 4K UHD:30fps
- 1080p FHD:60fps
8K撮影の懸念

しかし8K撮影時に懸念される問題が3つあります。
1つ目は発熱問題です。
公式サイトの本製品の仕様には最大撮影時間が記載されていませんが、おそらく冷却のために最大撮影時間が設定されていると思います。もし設定されていない場合でも、発熱によりソフトウェアが撮影を強制終了させると思います。
2つ目は容量問題です。
撮影画質が上がるほど1つあたりの動画容量が大きくなります。4Kの場合1分の動画に必要な容量は350MBほどですが、8Kの場合1分の動画に必要な容量は600MBほどです。
つまり単純計算で5分の動画に必要な容量はなんと3GB!
3つ目は出力問題です。
これは2つ目の容量問題に近い話ですが、5分の8K動画をUSB接続でパソコンに出力する場合やクラウドストレージに出力する場合、かなりの時間がかかります。
3GBなら数分で終わるでしょうが、10分…20分の動画になれば数十分いや1時間以上かかる可能性もあります。
なので普段遣いは最大でも4Kがおすすめです。
さらにジンバルも内蔵!?

背面の5000万画素広角カメラにはなんと…6軸のジンバルスタビライザーが搭載されています。
「ジンバルスタビライザーとはなんぞや?」という話ですが、簡単に言えば動画撮影時の揺れを制御する道具です。
一般的にジンバルスタビライザーと言えば、一眼レフカメラを乗せたり・スマホを乗せたりする道具というイメージが普通ですが、本製品はカメラ内にこの機構を丸々内蔵しています。
こちらがジンバルスタビライザーのイメージ動画です。

こんな感じで持ち手を上下左右に動かしてもカメラが一定の方向に向いているため、Vlogの撮影などに最適です。
ZenTouchでラクラク片手操作

側面にはZenTouchという多機能ボタンが搭載されており、上の動画のように指でスライドしたりタップするだけで、通知を開いたり動画の操作やwebページのスクロールなどができます。
おそらく右側面にしか搭載されていないため、左持ちの人には使いにくい機能ですね。
最大30W充電は少し遅い気もする
最近のフラッグシップスマホは最大120W充電を実現している中、本製品の最大重量出力はたったの30Wです。
Xiaomiは3万円くらいのスマホでも60W充電を実現しているので、10万円以上の本製品なら60W充電くらい当たり前に搭載してほしかったですね。
これは少し残念ポイント。
充電器等は標準付属です。
カラーバリエーションは4色

カラーバリエーションは全部で4色です。
- スターリーブルー
- ムーンライトホワイト
- サンセットレッド
- ミッドナイトブラック
サンセットレッドが結構かっこいいですね。ケースを付けるにしても買うならサンセットレッドかな。
最後に
今回はASUSの最新フラッグシップスマホZenfone9を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
日本国内での発表は未定(2022年8月6日時点)なので、価格もいくらになるかは分かりませんが円安の影響で日本国内の発売は最低でも11万円くらいするのではないかと思います。
コンパクトなのに高性能ってなんだかかっこいいですね。日本国内で発売されて金に余裕があれば購入してレビュー記事を書こうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。それでは、また。