どうも、なおです。
今回は4月23日に発売されたASUSのゲーミングワイヤレスイヤホンROG Cetra True Wirelessをレビューします。
ゲーミングPC、ゲーミングキーボード、ゲーミングチェアと来て次はワイヤレスイヤホンか…どんどんゲーミング商品が増えていく。最近はゲーミング座布団とかあって段々「ゲーミングとは?」って思うようになってきた。
スペック
マイク集音タイプ | 全指向性 |
チャンネル | ステレオ |
ノイズキャンセリング | 対応 |
ノイズキャンセリングマイク | 非対応 |
防水規格 | IPX4 |
通常モード | イヤホン単体:5.5時間 / ケース込み:21.5時間 |
ノイズキャンセリングモード | イヤホン単体:5時間 / ケース込み:17時間 |
充電規格 | USB-C(有線) / ワイヤレス |
価格 | 15,480円 |
主なスペックはこちら
ノイズキャンセリングとノイズキャンセリングマイクの違いは、ノイズキャンセリングが音を聴く際に周りの雑音を消す機能で、ノイズキャンセリングマイクが音を録音する際に周りの雑音を消す機能です。
防水規格はIPX4つまり生活防水です。少量の雨や手に付いた水分程度なら濡れてもOKというもので、水に漬けたりすると壊れる可能性があるので気をつけてください。
イヤホン単体の駆動時間が通常モードとノイズキャンセリングモードでほとんど差がないことに驚きました。一般的なワイヤレスイヤホンはノイズキャンセリングモードにすると普通のモードの3分の2程度の時間しか駆動しませんが、本製品はたったの30分しか差がありません。(これらは理論値なので実際の駆動時間とは異なる場合があります)
かっこいい外観

外観はROGのロゴもあって、いかにもゲーミングと言った感じです。
ケース・本体ともに高級感のある黒で肌触りがとても良いです。ただ落としたりするとすぐ傷が付いてしまうので、扱いには十分注意してください。
また本体はゴツゴツしたような見た目に見えますが重量はたったの5gしかなく、耳が比較的小さい人でも装着可能です。しかしゴツゴツしているせいなのか普通のワイヤレスイヤホンよりも耳が痛くなりやすいですので、2, 3時間に1度外すことをおすすめします。
さすがゲーミング!超低遅延

ゲーミングワイヤレスイヤホンの1番の強みは遅延が少ないことです。
本製品も専用アプリでゲームモードに設定すると、遅延が全くと言っていいほどないです。遅延はおよそ20ms~30msほどで体感することができないほどの遅延しかありません。
まるで有線イヤホンかのうような感覚です。
通常モードでは200ms~300msほどの遅延が発生するので一部では映像と音がズレる場面もあります。バッテリーの消費も考慮してゲーム以外のときは普通のイヤホンを使って、ゲームをするときだけ本製品を使うという工夫をしたほうが良いでしょう。
ノイズキャンセリングも搭載‼

ノイズキャンセリング性能はSoundcoreシリーズと同等くらいで、AirPodsシリーズやWF-1000XMシリーズには少し劣ります。
それでも家のなかであればパソコンのファンの音や換気扇の音は全く聞こえなくなるほど周りの雑音をかき消してくれます。
外で使う場合でも横を走る車や歩いている人の会話を8割ほど消してくれます。音楽をかけてればなおさら聞こえなくなります。
もちろん外音取り込み機能もあります。これらは後に紹介する専用アプリで切り替えできます。
付属品は微妙

付属品は充電用のUSB-Cケーブルと交換用のイヤーピースが2種類(全部で3種類)と取扱説明書でした。
Soundcoreシリーズであれば同価格帯のワイヤレスイヤホンなら交換用のイヤーピースが6種類ほどついているので、本製品の付属品は価格の割に微妙です。
USB-CケーブルにはROGのロゴが刻印されていますが、ケーブルが太くて扱いにくいのであまり好きじゃないですね。
専用アプリでゲームが快適になる

専用アプリArmoury Crateを使うことでサウンドモードの変更やイコライザーの設定を行うことができます。
プリセットで用意されているサウンドモードに変更するだけでもゲームがかなり快適になります。例えばAPEX(FPSゲーム)をプレイするときであれば「FPS」というモードに切り替えるだけで、敵の足音を強調してくれたり、どこから敵が来ているかが分かりやすくなります。
またバーチャルサラウンドモードにすると360°あらゆる角度から音が流れているように感じます。まるでライブにいるような感覚です。映画を見るときや音楽を聞く時はバーチャルサラウンドモードがおすすめですよ!
マイク性能はあまり良くない

ここまで本製品の良い点を紹介してきましたが、最後に1つ欠点を紹介します。
それがマイクの音質についてです。
ワイヤレスイヤホンはヘッドセットと異なり、口元からマイクまでの距離が遠いため音質が悪くなりがちですが、本製品は特にマイクの音質が悪いです。
録音した音を聞いてみるとガサガサとしたノイズのような声になっていました。理由はおそらく集音時のノイズキャンセリング機能が搭載されていないからでしょう。
音を聞くときに周りの雑音を消すノイズキャンセリング機能は搭載されていますが、音を収録するときに周りの雑音を消すノイズキャンセリング機能は搭載されていないようです。
これは録音時だけでなく電話をするときも同じです。相手には少しガサガサした声として届いているはずでしょう。
最後に
今回はASUSの最新ワイヤレスイヤホンROG Cetra True Wirelessを紹介しましたが、いかがでしたか?
ゲーミングワイヤレスイヤホンというだけあって、しっかりとゲームに最適化されたワイヤレスイヤホンでしたね。
価格は少し高いですがゲームが好きな人やヘッドホンが嫌いな人には是非おすすめしたい製品です。
最後までご覧いただきありがとうございました。