なおです。
今回はスマホの基礎知識としてAndroidとiOSについて解説していこうと思います。よくiPhone(iOS)ユーザーは「Androidは低スペック」という認識を持たれがちですが、そんなことはありません。この記事を読んでそういった誤解も解けたら幸いです。
スマホのOS

現在スマホのOSは大きく2つに分かれています。それがAndroidとiOSです。iOSというのはAppleが開発するiPhoneにのみ搭載されているOSです。それ以外のスマホのほとんどはAndroidが搭載されています。
そもそもOSとはスマホにおいてホーム画面にアプリを一覧として表示させたり、パスワードでロックをかけたりする機能が詰め込まれた基盤となるアプリです。全てのスマホにはOSが搭載されています。
ちなみに日本におけるそれぞれのOSのシェア率は2021年5月時点で、iOS(iPhone)が51%、Androidが48%です。
続いてそれぞれのOSの特徴について解説します。
iOS

iOSはAppleによって開発されたOSのため、Apple製品との互換性が非常に高いです。そして洗練されたデザインと使いやすさが特徴ですね。
iOSに標準でインストールされているアプリストアであるApp StoreのアプリはどれもAppleの厳しい審査を通ったアプリばかりなので、セキュリティ面も安心して使うことができます。またiOSは標準のセキュリティ機能が素晴らしいのでiPhoneはセキュリティに強いスマホとも言われています。
しかしiOSは拡張性やカスタマイズ性が低く自分で色々設定したい人には向かないOSです。逆にスマホに詳しくない人やスマホに興味がない人はiOSがおすすめです。
Android

AndroidはGoogleによって開発されたOSで、iPhone以外のほとんどスマホにはAndroidが使われています。日本で有名なスマホだとSamusungのGalaxyや、SonyのXpeliaなどがありますね。(Androidが搭載されたスマホを総称してAndroidスマホと呼びます。)
Androidの特徴はカスタマイズ性が非常に高いことです。Androidと言ってもスマホを開発しているメーカーは独自にAndroidをカスタマイズすることで、それぞれが特徴を持っています。アプリのアイコンやフォントを自分でカスタマイズできたり、メーカー独自の機能が搭載されていたりなど、メーカーによってさまざまです。
※Androidのカスタマイズは開発元のGoogleが許可していることなので問題はありません。
しかしAndroidはセキュリティ面がiOSに比べて劣るので、安全性を重視する人には向かないOSです。
誤解を解く
たまにiPhoneユーザーで「Androidは低スペックだから使いたくない」と言ってる方がいますが、Androidスマホと言ってもAndroidスマホは何百種類もありますので、Androidスマホだから低スペックと決めつけるのは間違いです。もちろんAndroidスマホの中には低スペックで使い物にならない物もありますが、iPhoneよりも安くて性能の高いAndroidスマホもたくさんあります。
そもそもiPhoneは1年に1回新しいスマホを発売するのに対して、Androidスマホは色んなメーカーがスマホを発売しているので1年に何十種類とAndroidスマホが市場に出ます。なので最新性能を搭載したスマホはAndroidスマホが多いです。
スマホ世界シェア率

日本ではAndroidスマホよりiPhoneほうがシェア率が高いという話をしましたが、世界的に見るとどうなのでしょうか?
2019年版ということで少し古いデータではありますが、Androidが75.5%、iPhoneが22.7%という結果です。このときはまだHUAWEI独自OSが登場する前だったと思います。
やはり世界のいろんなメーカーがAndroidスマホを作ってるだけあってAndroidスマホのシェア率は非常に高いですが、逆にiPhoneはAppleという会社だけで世界シェアが22.7%もあるのはかなり凄いと思います。
スマホ世界シェア率
ついでにスマホの世界シェア率もご紹介します。Canalysが発表した2021年第2四半期のスマホの世界シェアランキングが以下の通りです。(シェア率/前年度比)
- Samsung(18%/+15%)
- Xiaomi(17%/+83%)
- Apple(14%/+1%)
- Oppo(10%/+28%)
- Vivo(10%/+27%)
1位のSamusungは韓国の企業で何年も前から世界シェアがトップです。有名なスマホはGalaxyで日本でも多く発売されていますのでご存じの方やGalaxyを所有している方も多いと思います。
2位のXiaomiという中国の企業は前年度から+83%も世界シェアを伸ばしている今急成長中の企業です。Xiaomiがこれほどまでに急成長した理由はスマホのコスパが非常に高いからです。最新のMi 11 Lite 5Gというスマホはたった4万円で5G対応、薄くて軽い、ゲームもできるハイスペックスマホということで人気を集めています。
Appleは前年度より+1%ということですが、僕もiPhoneは好きなので頑張ってほしいですね。
4位と5位のOppoとVivoは聞いたことがない企業かもしれませんが、どちらも中国の大手スマホメーカーです。Oppoは日本にも進出している企業なので聞いたことがある人もいるかもしれませんね。有名なスマホだとOppo Reno Aなどがあります。Vivoは日本にまだ進出していないのでスマホに詳しい人しか知らないと思います。ただどちらの会社もXiaomi同様に非常にコスパの高いスマホを開発しています。
最後に
今までAndroidスマホしか使ったことなかったけど…iPhoneに乗り換えてみようかな、とか逆にiPhoneからAndroidスマホに乗り換えてみようかな、と思っていただけると嬉しいです。AndroidもiPhoneも両方使っている僕はどちらにも特徴があって良い点があることを知っているので、是非スマホを買い換えるときなどを機会にOSも乗り換えてみてはいかがでしょうか?